世界でただ一つのポータブル シンセサイザー/シーケンサー
OP–Zは、横幅21cm、高さ6cmとコンパクトなサイズながら、多くの機能を搭載した先進のポータブルシンセサイザー/16-トラック・シーケンサーです。シンセシスからサンプリングまで幅広いサウンドを網羅しており、スタンドアローンで動作。音楽以外にも、ピクチャーや3Dアニメーション、ライティングなどまでシーケンスが可能です。
直感的なLEDをベースにしたインターフェイスを備えるOP-Zは、完全にスタンドアローンで操作することができます。本体のみで完結させることが可能な上、いまや誰のポケットにもあるデバイスのスクリーンを使って、ワイヤレスでまったく新しいレベルのリアルタイム・コントロールも可能です。
ポケットにも入るコンパクトなサイズのOP-Zには、音楽制作をワクワクさせる様々な機能が搭載されています。入れ替え可能な複数のシンセエンジン、サンプリング機能、充実のエフェクト/パンチインエフェクトに複雑な展開の構築に対応するステップ・シーケンサーや内部ミキサーなど。さらには加速度センサー、ピッチベンドに最適な感圧式ボタン、交換可能なバッテリー、内蔵マイクのほか、自分だけのOP-Zにカスタマイズが可能なモジュール部など、充実のハードウェア機能も備えます。
OP-Zアプリであらゆるパラメーターを視覚的にコントロール
OP-ZアプリをOP-Zと一緒に使用して、簡単に作曲を行うことが可能です。OP–Zアプリにより、iOSデバイスやAndroidデバイスとワイヤレスで接続することができます。マルチタッチ機能を有効にしたり、所有しているピクチャーや、OP-Zアプリに内蔵する3Dアニメーションを利用したVJも可能です。
OP-Zアプリには、MacOS版も用意されており、MacシリーズともワイヤレスもしくはUSB接続が可能です。
OP-Zアプリでは、ほぼすべてのコントロールパラメーターを視覚的に操作できます。 例えば、エンベロープの編集では緑色で表示されているアタックはOP-Z本体緑色のダイヤルで、ディケイは青色のダイヤル、サステインは黄色のダイヤルといった具合に、一目で分かるようデザインされています。OP-Zアプリを利用すれば、制作中の楽曲を数値とグラフでリアルタイムにチェックすることができるので、ミキサー内での各インストゥルメントのバランスや、割り当てているエフェクト量なども、ひと目で確認できます。
自分だけのスクリーンを
BLEテクノロジーで実現した低消費電力モードにより、OP-Zは、iOSなどのさまざなデバイスを用いた外部スクリーンと同期したまま、充電の必要もなく何時間も動作させることが可能です。OP-Zアプリでは、さらに新たな側面からOP-Zとの相互操作も可能になります。マルチタッチを利用し複数のミキサー・スライダーの調整、タッチパッドによる、エフェクトやフィルターのなめらかな操作まで、制作やパフォーマンスに最適な操作性をもたらします。
細やかな編集を可能にする、独自のステップ・シーケンス
OP–Zに備わるシーケンサーの基本コンセプトの一つは、それぞれのトラックを他のトラックに対し完全に独立して再生・操作できるところにあります。異なるスピードでの再生、長さやループ・ポイントもトラックごとに設定可能。さらに、トラックを個別にジャンプさせたり、カットバックやフォワードさせる、といった特殊な動作をさせることも可能です。これにより、短いシーケンスの中でも繰り返し再生する中で、大小の変化を付け加えることができます。
OP–Zの各トラックはポリメトリック仕様、つまり1〜144ステップの長さをトラックごとにダイナミックに設定できます。これにより、100%クオンタイズされたビートから、まったく一致することのない状態にまで、トラックの複雑さを自在に操ることができます。さらにリアルタイム・メロディ分析機能を利用すれば、6オクターブにおよぶシーケンス全体を、異なるスケールにいつでも自動でトランスポーズさせることも可能です。
新発想のステップ・コンポーネント
OP–Zでは、一つの楽曲は複数トラックに分けられて管理されます。各トラックはステップ・シーケンスで構成されます。
OP-Zでは、なじみ深いこの手法に、さらに「ステップ・コンポーネント」という、まったく新しい要素が加わります。これは、各ステップに対して異なる側面からインストラクションを追加するための仕組みです。これにより、例えば「1ステップ目のサウンドのみ、4ループに1度だけ鳴らす」や「16ステップ目のサウンドのみ、3ループに1度だけリバーブ等のFXをオフにする」など、より有機的なパターンを生成できます。
この新たな発想により、より豊かで躍動的な、奥行きのあるトラック制作を実現します。従来のシーケンサーが、長きにわたって求めていたものがOP-Zには備わっています。
サウンド・エンジン
OP-Zには12種以上のシンセシス・サウンド・エンジンが用意されています。各トラックのサウンド・エンジンはOP-Zアプリから入れ替えが可能です。また、今後もさらに多くのエンジンが継続して提供される予定です。また、op-1形式のサンプルサウンドをロードすることも可能です。
内蔵サンプル
OP-Zには、16種類のサンプル・パックが付属しており、各パックは24個のサンプルを収録します。基本となるコンフィギュレーションは、キック、スネア、パーカッション、そしてエフェクトで構成されています。もちろん、ユーザーオリジナルのサンプルも簡単に作成、追加することができます。
また、OP-1ドラムキットのファイル形式と互換性があり、互いにロードすることが可能です。
サンプリング
OP-Zは高性能なシーケンサーであるだけでなく、完全なサンプリング機能を備えたポータブルサンプラーでもあります。OP-Zでのサンプリングは、内蔵マイク、ヘッドセットマイク、またはUSB経由で行うことが可能で、1〜8トラックのいずれかにサンプリングすることができます。
1〜4のドラムトラックを使用すると簡単に独自のドラムキットを作成することができ、5〜8のシンセトラックを使用すると好きなサウンドをプレイ可能なメロディ楽器にすることができます。周りの世界をキャプチャして、すぐにそれを音楽にすることができます。
ミキサー
OP-Zにはミキサーも搭載されています。トラックごとのミュートや、ミュートグループの選択、ドラムグループおよびシンセグループそれぞれのゲインコントロール、マスターコンプレッサーおよびプロジェクト全体のゲインをコントロールすることができます。
タッチパネルに対応するデバイスにてOP-Zアプリを利用すれば、指のタッチでミュートのON/OFFやフェーダー調整が可能。各パラメータを従来のミキサー卓のように、操作することができます。
FX
OP-Zには、2つのFXトラック用意されており、それぞれにセンドエフェクトが選択できます。 エフェクトを選択するには、FX1/FX2でトラックを押したまま黒鍵のいずれかを押します。ダイヤルを回してFXパラメーターのp1、p2、フィルター、フィルターレゾナンスをコントロールします。
パンチインFX
パンチインFXは、先行するPOシリーズから着想されたコンセプトです。5つのライブパフォーマンス・エフェクトをレイヤーして加え、リアルタイムに録音したり、その場で演奏することができます。
OP-ZのパンチインFXは、インストゥルメントと同様個別にプログラム可能なトラックを備えています。パンチインFXは、OP-Zが従来のシーケンサーと一線を画す、ユニークな機能の一つでもあります。
この機能により、OP-Zは非常にパワフルなライブ・パフォーマンス楽器として、単にプログラムされただけのトラックの再生に留まらない、無限のバリエーションと新たな可能性を生み出します。
次世代のポータブル・インストゥルメント
OP-Zは音楽の他にも、3Dビジュアルや写真などのビジュアルやライティングなどをシーケンス可能な、世界でただ1つのシーケンサーでもあります。
Unity® 3Dを完全統合
OP-Zは、3Dアニメーションをリアルタイムに楽曲・ビートと同期して操作できるよう最適化されたデバイスです。こうしたビジュアルは、世界で最も人気のマルチプラットフォーム・ゲーム・エンジン、Unity®で独自に作成することができます。
Unity®にリンクしたOP-Zの内部コントロール・データを公開することで、ユーザーはUnity®内でさまざまな制作を行い、パフォーマンスをポリゴン単位にまでカスタマイズ、ライブセットに合わせたユニークなビジュアルを完成させることができるでしょう。
VJにおける最大のウィーク・ポイントは、こうしたコンテンツの制作そのものかもしれませんね。アイデアが浮かばない?ぜひTeenage Engineering videolabのgithubにアクセスし、いくつも用意された素材をダウンロード、3Dの世界を味わってみてください。
フォトマティック
数枚のスナップ写真を撮り、これらをビートに合わせてシーケンスする。楽曲に完璧に同期するミュージック・ビデオを、”あっという間に”作成することができます。OP-Zに搭載されたフォトマティック機能は、そんな純粋な楽しみを秘めています。
ビートにピッタリの個性的なグラフィックがすぐに欲しい、そんなときフォトマティック機能が活躍します。
さっと撮影して幾つかのフィルターを適用すれば、ミュージックビデオがその場で完成します。
フォトマティックは、24枚までの写真を使ったシーケンスを最大10個まで作成できます。これらの画像はカラーダイヤルを使って編集が可能です。
これらのシーケンスは、ライブパフォーマンスのあらゆるトラックに動悸させることができます。
モジュールで、もっと楽しく
OP-Zには、専用のモジュール・スロットが用意されています。例えば、黄色いoplabモジュールを追加することで、OP-Zに標準で備わっているUSB、Bluetooth接続の他に、MIDIケーブルでの接続や、cv/gate、シンク同期まで対応させることが可能です。他にも、ビートに応じてリアルに振動する触覚式サブウーファー・システム rumble moduleなどが用意されており、今後もさらにOP-Z専用モジュールがリリースされる予定です。
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