RS-500N Synthifilter は伝説のシンセサイザー「EMS Synthi」のフィルターを再現した公式ライセンス・モジュールです。この伝説のフィルターをそのまま再現したモジュールは、1974年以前と1974年以降で異なるフィルター・タイプとレスポンスを切り替えることができます。また回路基板上では設計されていたものの、マトリクス上では利用できなかったレスポンスの CV コントロールが初めて可能になりました。このモジュールは EMS のライセンスに基づいて生産されています。
EMS VCS3 と Synthi の各モデルは、すべてのヴィンテージ・シンセサイザーの中でも最高峰の一つとして位置付けられています。1960年代後半から1980年代半ばにかけてイギリスで設計されたこれらのシンセサイザーは、一般的なデザインやコントロール機構を排除し、アメリカ製や日本製のシンセサイザーとは全く異なる特徴を持っています。最も初期に市販されたシンセサイザーであり、そして最も有名なモデルが VCS3 です。その後、Synthi A、Synthi AKS、モンスター・クラスの Synthi100、そしてSynthi E が登場しました。RS Integrator シリーズのローパス・フィルターである RS-500N は、元 EMS のエンジニア Steve Gay 氏によって再現され、これらのシンセサイザーに搭載されているフィルターを可能な限り正確に再現しています。RS-500N の回路はオリジナルとは若干の違いがありますが、そのほとんどは EMS の回路を RS Integrator のフォーマットに適合させるために特別に設計された結果です。また、最新の信号レベルや CV に対応できるような改良も施されています。さらに RS-500N では、無改造の EMS シンセサイザーにはない「3つの機能」を搭載しています。これらの機能により、オリジナルの Synthi では不可能な方法でフィルターを使用することができます。追加された機能は以下の通りです。
レスポンスの CV コントロール
「レスポンス」とは EMS の用語でフィルターの「レゾナンス」のことです。EMS シンセサイザーはレスポンスをノブでコントロールすることはできますが、CV によるコントロールはできませんでした。RS-500N は CV 入力を追加することで簡単にレスポンスをコントロールすることができるようになりました。これによりフィルターのサウンドの本質が変化することはありません。
CV 入力に対して素早く反応するカットオフ・フリーケンシー特性
初期の EMS フィルターは入力した CV 信号をスルーするためのコンデンサーが搭載されていたため、入力した CV 信号の変化に対してカットオフ・フリーケンシーがゆっくりと反応するようになっていました。その結果スナッピーでパーカッシブなサウンドを作ることができませんでした。RS-500N ではこのコンデンサーを回路から切り離すことができ、大幅に異なるタイプのサウンドをプログラムすることができます。
18dB/oct と 24dB/oct のフィルター・スロープ
1974年初頭まで、すべての VCS3 と Synthi には 18dB/oct でロールオフするフィルターが搭載されていました。しかし市場の声に応えてそれ以降のモデルでは、より一般的な 24dB/oct スロープのフィルターが搭載されるようになりました。フィルターのサウンドが大きく変わりましたが、多くのプレーヤーは以前のフィルターを好んだのです。
しかし RS Integrator を構成する上で、どちらかを選ぶ必要はありません。RS-500N はコントロール・パネルのスイッチで両方のフィルター特性を選択することができます。
※CV Slew スイッチと 18dB/24dB フィルターの追加は、現在もヴィンテージ EMS シンセに施されている標準的な改造です。
RS Integrator N シリーズ・モジュールについて
N シリーズ・モジュールは Analogue Systems のベストセラー・クラシック・モジュールのパネルデザインを刷新し、現代のモジュラー・プレイヤーのニーズに合うように改良されたシリーズです。
- パネルデザインを合理的で見やすいデザインに刷新。
- 他のメーカーのユーロラック・ケースへ柔軟にマウントできる横長のネジ穴を搭載。
- 「デュアルバス」を搭載し Analogue Systems のケース、一般的なユーロラック・ケースのどちらからも電源を供給可能。(Analogue Systems 用バスケーブル付属。ユーロラック用バスケーブルは別売です。)
Analogue Systems 製ケースにマウントする場合
付属の Analogue Systems 用バスケーブルを使用します。
一般的なユーロラック・モジュラーケースにマウントする場合
別売りのユーロラック用バスケーブル(「Tiptop Audio | 16Pin - 16Pin Module Power Cable」が使用できます。)を使用するか、付属の Analogue Systems 用バスケーブルと変換コネクタ「AS-DO(別売)」を使用します。
| モジュラーシンセサイザー | |
| 幅 | 12 HP |
| 奥行き | 65 mm |
| 消費電流 | +12V : 35 mA, -12V : 70 mA |
| 保証期間 | 1年間 |
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