Overview
A-101-8 Photo Phaser は、光依存性抵抗 (LDR) を使用した8段フェーズ・シフターです。
このフェーズ・シフト回路は、70年代に Schulte 社で製造された Compact Phasing A と同一の設計で作られた”レプリカ”です。LDRのための点灯制御方式だけが異なっており、A-101-8 は LED を使用していますが歴史的名機では小型の白熱灯を使用しています。また A-101-8 には LFO が内蔵されていませんが、外部の制御電圧源 (LFO、ADSR、ランダム、テルミン、リボンコントローラー、シーケンサー、MIDI など) から操作ができます。オフセット (フェーズ・シフトの基準値) とモジュレーション・デプス (外部の CV の変調の深さ) はそれぞれ調整できます。
Compact Phasing A にはオフセットの制御子はなく、内蔵 LFO のデプスの制御のみでした。出力信号のフィードバックとエフェクトの混ざり具合は、それぞれノブで設定します。オーディオ入力にはアッテネーターが装備されています。このモジュールには、2つのオーディオ出力が用意されており (歴史的名機と同じ) 、またフェーズ・シフトの状態を視覚的に表示することができます。
コントロール
- Man. : フェーズシフトの基準値のマニュアル・コントロール。
- CV : CVin ジャックに入力した信号のアッテネーター。
- Feedb. : フィードバックまたはレゾナンス。 (フィルターのレゾナンス/フィードバック/エンファシスと同様の効果)
- Mix : Out1 に現れるオリジナル信号と位相シフト信号の混合比を設定します。
- 左に回し切る : ”変調後*”入力信号のみが Out1 に出力。 (*以下の注を参照)
- 中央 : ”変調後*”入力信号とフェーズ・シフト信号の合成が Out1 に出力。
- 右に回し切る : フェーズシフト信号のみが Out1 に出力。 (ビブラート・エフェクト用など)
- Input Level : In に入力した信号のアッテネーター
入出力
- In : オーディオ入力
- CV : コントロール電圧入力
- Out 1 : オーディオ出力1 (ミックス信号)
- Out2 : オーディオ出力2 (”変調後*”入力信号)
- LED : フェーズ・シフトの状態を視覚的に表示
このモジュールには歴史的名機と同一の特性があります。
- 入力信号はまずプリステージで処理され、”変調後”入力信号 (*) を出力します。この信号は Out 2 の端子から出力されます。 注:この信号はフェーズ・シフトのステージでは処理されませんが、フィードバック設定の影響を受けます。フィードバックの値が0に設定されている場合のみ、この信号は入力信号と同一になります。0以外の場合は、フィードバックの成分を含みます。
- 出力端子 Out 1 と Out 2 の両方をステレオ・チャンネルとして使用すると、空間的なステレオ・サウンド効果が得られます。
- 入力信号と同じ信号は、Mix のノブを左に回し切った際にも出力可能です。その際、Feedback ノブが0に設定されている場合のみ、入力信号と同じ信号が現れます。0以外の場合は、フィードバックの成分を含みます。
- 歴史的名機には、5ピン DIN 端子の入力とフォン端子の入力と2種類のオーディオ入力端子がありました。DIN ソケットはライン信号用でしたが、フォン端子の入力を使用すると、エフェクトプリのステージでの増幅率が約100倍に増幅します。つまりフォン端子は、低レベルの信号 (エレクトリック・ギターやマイクなど) 用として用意されていました。A-101-8 はこの設計を再現するため、増幅率を変更できるジャンパーを内蔵しています。このモジュールが A-100 システム内で使用される限り、通常は歪みを避けるために低い増幅率が使用されます。
- 8個のフォトレジスターと LED は、小さなボックスの中で組み立てられています。また、他のモジュールやバスボードからの光の干渉を避けるため、基板は遮光性のある黒い素材で作られています。
次の文書には、モジュールのジャンパとトリミング ポテンショメータの位置と機能が示されています: A101_8_trimming_potentiometers_and_jumpers.pdf
お客様による調整の失敗やこれによる故障は保証対象外となりますのでご注意ください。
新品モジュラーシンセサイザー | |
幅 | 4 HP |
奥行き | 45 mm |
消費電流 | +12V : 30 mA, -12V : 30 mA |
保証期間 | 1年 |
付属品 | 保証書 |
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