※本文掲載写真は、キーボード・バージョンになります。
PPGの血統と現代のウェーブテーブルを両立
3rd Wave Desktop Module の紹介
3rd Wave Desktop Module(サードウェーブ・デスクトップ・モジュール)は、24ボイスの同時発音数と4パートのマルチティンバー機能を備えた強力なウェーブテーブル・シンセサイザーで、それはまるで4台の独立したシンセサイザーを手元に置いているようなものです。
キーボードバージョンのすべてのパワー、すべての同時発音数、すべてのマルチパート機能、すべての I/O、そして素晴らしい音質をすべて備えています。
各ボイスに搭載されている3つのオシレーターはそれぞれ次の通りです。
- クラシックな PPG 8bit ウェーブテーブル
- 高解像度なアンチエイリアス処理を施されたウェーブテーブル
- スプライ補間によるアナログモデリング波形
内蔵の「ウェーブメーカー機能」を使用して、最大64個の自分だけのカスタム・ウェーブテーブルを作成できます。サンプル・トゥ・ウェーブテーブル機能により、オーディオソースをオーディオ入力に接続し、ボタン押すだけでウェーブテーブルを生成できます。
クラシック・レガシー、モダン・サウンド
3rd Waveは、過去のクラシックなデジタル・ウェーブテーブル・シンセをルーツに持ちながら、そのコンセプトを21世紀へと発展させ、拡張されたウェーブテーブルと暖かくオーガニックなサウンドのアナログ・フィルター、4つの独立したパート、24のボイスから生み出される豊かで広がりのあるサウンドを実現しています。
パンチの効いた、Dave Rossum の設計による、 2140 アナログ・ローパス・フィルター(サチュレーション可変)だけでなく、加えて SEM スタイルのステイト・バリアブル・フィルター(ローパス、ハイパス、ノッチ、バンドパス)により、さらなるサウンド変化が可能。両方のフィルターを直列に接続すると、豊かな倍音を持つ複雑なテクスチャーを作ることができます。
4パート・マルチティンバー
24ボイスを誇る 3rd Wave は、音数の多い演奏でも十分なパワーを発揮します。
そして、そのポリフォニーは、それぞれが完全に異なるサウンド、シーケンス、デュアルエフェクトを持つ、最大 4 つの独立したパートまたはスプリットゾーンをレイヤー化する機能によって真価を発揮します。
各パートは、独立したパンニング、ボリューム、専用のステレオ・フィジカル・アウトプットを備えています。複数のアウトプットとパートの配置を使用して、空間的なオーディオ・ミックスを作り出すことができます。
モジュレーション・マトリクス
あらゆるシンセの秘密兵器はモジュレーションマトリクスですが、3rd Wave はその期待を裏切りません。
16個のアサイン可能なスロット、12個の追加固定ソース・スロット、27個のソース、114個のデスティネーションなど、モジュラー・シンセサイザー並みの柔軟性を持っています。
そして、このパワーはすべてパートごとにあります。つまり、最大4つの独立したサウンド・レイヤーがあり、それぞれが独自のモジュレーション・マトリクスを持っています。
シーケンス ノート、ソング、パラメーター
3rd Waveのシーケンサーは、パターンベースでノート、ソング、パラメーターの変更をシーケンスできるため、作曲家とサウンドデザイナーの両方にとってインスピレーションを与える刺激的なツールです。
作曲や演奏の際には、ノートやコードをリアルタイムで入力し、クォンタイズによりグルーヴ感を最大限に高め、最大24パターン、最大32小節のソングを簡単にアレンジできます。
作曲や演奏では、クオンタイズありまたはなしでノートやコードをリアルタイムに入力してグルーヴを最大限に高め、最大 32 小節、最大 24 パターンをソングに簡単にアレンジできます。
Specifications
サウンド・エンジン
ボイスごとに 3 x 高解像度デジタル・オシレーターを搭載
- 64個のユーザー・ウェーブテーブル・ポジション、48個のウェーブテーブル、各テーブルに64個の波形(32個のレガシーPPG波形と、さらに同様タイプの波形を追加できる16個のスペース)。
- PPG 2 シリーズのオリジナル8ビット・ウェーブテーブル32個と、さらに16個のユーザーが作成した8ビット・ウェーブテーブルのための保存領域を用意。
- 7つの高解像度アナログ波形(サイン波、ノコギリ波、三角波、スーパーソー、パルス波、ホワイトノイズ、ピンクノイズ)。
- VCO シンク
- フリーランニングオシレーター
- リニアFM
- オシレーターごとに可変の時間と位置をループ可能な6段階のウェーブ・エンベロープ、
- オプションのウェーブフロー・セクションにより、ウェーブテーブルなし、波形補間なしも可能。
- オリジナル PPG 2 シリーズと同様のアッパー・ウェーブテーブル・モード
- 可変ボイス数を備えたユニゾン、ポリユニゾン、コードユニゾンモード
アナログ・ローパス・フィルター(ボイスごと)
- Dave Rossum 設計の、クラシックな 2140 ローパス・レゾナント・フィルター
- 24dB / Oct スロープ
- 可変サチュレーション・アマウント
- オプションのレゾナンス・コンペンセイション
ステイト・バリアブル・フィルター(ボイスごと)
- 12dB / Oct スロープ
- ローパス、ノッチ、ハイパスの間で連続可変、オプションのバンドパス・モードで操作可能
4 x ADSR + Delay エンベロープ
- フィルター、アンプ、さらに2つのエンベロープをエクスポネンシャルとヴィンテージ PPG スタイルのレスポンスと切替可能
- 複数のモジュレーション・デスティネーションへ自由に割り当て可能
4 x ロー・フリーケンシー・オシレーター(LFO)
- 三角波、ノコギリ波、逆ノコギリ波、矩形波、パルス波1、パルス波2、パルス波3、ランダム(S&H)
- 可変ディレイ
- ノート・リセット
- マスター・クロックの BPM にシンク可能
2 x デジタル・エフェクト
- BBD、ステレオ・ディレイ、テープ・ディレイ、コーラス、フェイザー、フランジャー、ディストーション・ペダル、ロータリー・スピーカー、リング・モジュレーター、ルーム・リバーブ、ホール・リバーブ、スーパープレート・リバーブ( 最も有名なハードウェア機器をモデルにしている)
- マスター・クロック BPM に同期可能
- モジュレーション・マトリクスを使ったパラメーター調整可能
ウェーブメーカー機能
内蔵カスタム・ウェーブテーブル・メーカー
- 「サンプル・トゥ・ウェーブ」機能 : オーディオソースを 3rd Wave のオーディオ入力ポートに接続し、「Make Waves」を押すと、3rd Wave はオーディオをサンプリングしてカスタム・ウェーブテーブルを作成します。
- 変換するサンプルは、 USB 経由で96kHz wav ファイルとしてインポートすることも可能
- カスタム・ウェーブテーブルを最大32個まで保存可能
- ウェーブテーブルごとに64波形
- ピッチのある素材またはピッチのない素材を入力として受け付け可能
- 96 kHz のサンプリング・レート
- 16ビット分解能
- 1波形あたり1024サイクル、キーボードの全範囲をカバーするように自動的に変換されます。
- 柔軟な波形サンプリングの長さ
- Serum™ のウェーブテーブルをインポート可能
シーケンサー
- ノート・シーケンスとパラメーター・シーケンスの両方が可能
- シーケンスごとに4つのパート
- プリセットごとに24のシーケンス
- シーケンスごとに最大32小節まで
- シーケンスごとのクォンタイズ分解能を変更可能(32分、16分、8分、4分音符、2分音符、全音符、クォンタイズ・オフ)リアルタイムで設定可能
- 可変スウィング
アルペジエーター
パートごとに、1つのアルペジエーター
- アップ、ダウン、アップ/ダウン、アサイン・モード
- 範囲を変更可能(1,2,3 オクターブ)
モジュレーション・マトリクス
パートごとに、16スロットのモジュレーション・マトリクス
- 27のモジュレーション・ソースと114のモジュレーション・デスティネーションを備えた16スロットのモジュレーション・マトリクス
- 12個の固定ソース・モジュレーション・パスを追加
- モジュレーション・アサイン・ボタンにより、モジュレーションのルーティングを素早く簡単に実行可能
- モジュレーション・マトリクスは、オーディオ・レートで動作します
- シーケンサーは、モジュレーション・パラメーターの変更をリアルタイムで記録・再生可能
コントロール
- 41個のノブと43個のボタンにより、最小限のメニュー操作で深く広範囲なエディットが可能
- ピッチ・ホイールとモジュレーション・ホイール
- MPE に対応
- ポリフォニックアフタータッチに対応
プログラム
- 500 ファクトリー・プログラム、ユーザーによる書き換え可能
入出力
- 4 x ステレオ出力(パートごとに 2x 1/4インチ フォーンジャック)
- ヘッドホン出力(ステレオ1/4インチ フォーンジャック)
- MIDI In, MIDI Out, MIDI Thru
- USB ポート(双方向 MIDI 通信用 ※オーディオ信号の入出力には対応していません)
- オーディオ入力(外部オーディオ・ソースからユーザー・ウェーブテーブルを作成するために使用)
- オーディオ入力は、フィルター、出力チェーン、エフェクトを使ってオーディオをルーティングすることもできます
- サスティン/フットスイッチ入力
- ボリューム・ペダル入力
- エクスプレッション・ペダル入力
電源
- ACアダプター(DC15V、3.0A)
- 100-240V、50-60Hz、最大消費電力45W 世界中で使用可能
外径寸法と重量
- 外径寸法 | 幅 : 52.1 cm, 奥行き : 21.3 cm, 高さ : 8 cm
- 重量 | 4.62 Kg
付属品
- 英語版マニュアル(※日本語版マニュアルの付属なし)
- AC電源
PICK UP ITEMピックアップ商品
- Oberheim | TEO-5
モダンなモジュレーションとヴィンテージの温かみを備えた、新たなサウンド・フロンティアへの入り口
272,500円(税込299,750円)
- UDO Audio | Super 8
16 ボイス ポリフォニック・バイノーラル・アナログ ハイブリッド・シンセサイザー
627,091円(税込689,800円)
- Melbourne Instruments | DELIA
NINA の世界初「モーター駆動式コントローラー」とボイス・アーキテクチャにインスパイアされ開発された49 鍵バイティンバー・ポリフォニック・シンセサイザー
389,818円(税込428,800円)
- Make Noise | Resynthesizer
過去8年間のMake Noiseモジュール設計のひとつの集大成として構成されたモジュール・システム
799,900円(税込879,890円)
- Playtime Engineering | Blipblox myTRACKS
年齢や音楽経験を問わず、誰もがしっかりとしたレイヤーのあるダイナミックな曲を作り楽しめるリズムマシン/サンプラー
59,000円(税込64,900円)
- Buchla & Tiptop Audio | Model 285t Frequency Shifter
フリーケンシー・シフト機能を備えた上部セクションと、バランスド変調およびリング変調の両方に対応する下部セクションという、独立した2つの機能セットを組み合わせたモジュール
45,400円(税込49,940円)
- Make Noise | Bruxa
Stregaの「Time/Filter」部分をユーロラック・システムでの使用に特化させた進化形エコー・リバーブ・プロセッサー
66,300円(税込72,930円)
- 2hp | Swarm
最大88ボイスの大量のオシレーターを内蔵し、スーパーソウ(Super Saw)、トーナルノイズの嵐、そして厚みのあるベースやリード・ラインを作り出すことができるハイパー・オシレーター
23,600円(税込25,960円)
- 2hp | Lo-Fi
アナログとデジタルの2つのモードを備え、アナログ・テープの微妙なピッチ変動やデジタルのビット・クラッシュ、サンプル・レート・リダクションなど、古いオーディオ機器のノスタルジックなサウンドをエミュレートするエフェクト・モジュール
23,600円(税込25,960円)
- Noise Engineering | Gamut Repetitor
ループの長さ、ノートの範囲、キー、スケールがそれぞれ設定可能27種類のスケールが含まれており、CVコントロールも可能な3つのスイッチ・グループを備えた4チャンネルのランダム・クオンタイズド・電圧ジェネレーター
58,000円(税込63,800円)
- Noise Engineering | Opp Ned
ユーザーが編集も可能な12種類のプリセット・アルペジオを搭載し、手動とCVで呼び出すことが可能な4チャンネル・アルペジエーター
53,000円(税込58,300円)
- Sdkc Instruments | Control
エクスプレッションペダルの接続にも対応した4チャンネルのオフセット/アッテヌバーターモジュール
17,000円(税込18,700円)
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